ここ数年、私学のダンス部強豪校が続々と誕生しています。

誕生というか、参入というか、登場というか。

如実に高校ダンス部界の群雄割拠がある。

その中でも、私学の台頭が著しいな。

今夏、福岡大附属若葉の優勝などはその象徴的な出来事ですね。

はたして我らは太刀打ちできるのか、と。

野球でもサッカーでもバスケでも圧倒的に私学の強豪校が全国的なレベルで躍進を続けているのが、高校生部活の勢力図ではあります。

帝塚山学院、樟蔭、光ヶ丘女子、

鎮西、叡明、日本大学明誠、

ほぼ上位をこれらのコレオグラファー系私学が独占する傾向が定着しつつある。

公立高校で、生徒たちが必死のパッチで作り上げた作品で勝負はできるのか、

果たして、これら私学強豪校の牙城を突き崩すことは可能なのかと、しばし腕組みしながら天を仰ぐ。

俺は空と雲と風を見る。

しかしながら、不完全で未完成であるものに躍動を見い出すという感性が人には備わっているのであり、非対称性の中に真実が存在し、そこに自然の美が生まれるのだ。

高校生のダンスはどこか不完全で未完成で荒削りであるほうが良いに決まっている。

その方が断然カッコいい。

踊り続けるしかないな。

踊り続けるしかない。