東京へ
仕事を終え
その後、そのまま日本国の中枢エリアをフィールドワークする。
霞が関、中央官庁が立ち並ぶところです。
経済産業省、警視庁、法務省、文部科学省、外務省などなど。
そして国会議事堂。
桜田門。幕末、井伊直弼が暗殺された、いわゆる桜田門外の変でしられている。
マラソンの練習をする人とともに皇居へ。
皇居から丸の内、オフィス街を遠望する。
ここで日本国のエリートサラリーマン達が働いている。
俺にもそのチャンスはあったのか。
一流の大学を出て、一流の企業に勤め、一流の人物になり(???)、一流の人生をおくる。
そんな過ごし方がはたしてあるのだろうか。
まあそんな感じの人生ではないな。
でもそんな感じの人生でもとくだん構わないような気もする。
イタリア製の仕立てのよいスーツを着て、塵ひとつない鏡のような床のオフィスで仕事をする。
やはりそれは俺ではない誰か別の人の人生。
自分自身を映す鏡はどこにある
『智恵子は東京に空がないと言う』 高村光太郎の詩を彷彿とさせる。
ひとり、東京の夜。戻らねばならぬのか。
やはり。奈良へ。
最近のコメント