日本国は少子高齢社会に突入しています。加速度的に。そして少子化の中で唯一、部活動として新たに誕生しているのがダンス部です。子供の数が減っているので、これはベクトルが交差している状況。

そしてこれから、どうなるか。高校だけでなく、中学校でもダンス部が増えていく可能性があります。ただ公立の中学校ではその動きが俊敏ではない。おそらくそれほどの勢いで増えていくことはないと思います。

その一方で、中高一貫の私立でその傾向が顕著になる。中学高校の連続したダンス部。6年間でクラブ活動を行っていきます。6年間の部活動でダンスに取り組む。そんな私立中高一貫ダンス部の時代がやってきます。というかもうやってきている。そして当然ながら圧倒的なアドバンテージをもつことになる。

私立であれば、公立の学校よりも生徒をどのような形で集めればよいのか、切実な問題。まだまだダンス部という部活動の形態は未開拓の部分が大きい。学校が戦略的に本気で力を入れて取り組めば、結果を残す可能性が大いにある。ダンスで有名な学校、ダンス部が強い学校には、生徒も集まってくる。ダンス部をいちから立ち上げるにしてもそれほどの投資は必要ではない。

今後さらに外部のインストラクターが指導する中高一貫私立学校のダンス部が強くなる。それは間違いがないだろう。

奈良市も奈良市の中学校にどんどんダンス部を作って重点的にダンサー育てるぐらいのことを戦略的にやっても別に全然よいのにな。少子化の中でどう生徒を育てるのか、どう文化を醸成するのか、夢とロマンとストラテジーがあったほうがよいと思います。

 

それはそれとして、そんな時代の波に抗うかのようなダンスを俺たちは続けていきます。以上。