気持ちをひとつにして踊る。なかなかできるものではない。ダンス部のダンスは独特でチーム力をあげていかないと、どんなに技術があったり、作品がよくても、見えてこない。逆に言うとチーム力があって、はじめて技術力や作品力がいかされる。チーム力つけるにはどうすればよいのか。これまでの一条であれば、作品について自分たちで徹底的に考え込むことで培ってきた。だから同時並行で3つの力が向上していくわけである。
今回はそれがない。それがないチームとしてスタートした。つまり作品は基本的にある。それゆえにチーム力が育たない。理由はほかにもある。いろいろあるが、最も大きな理由はこのことである。
自分たちで考えることのない作品。なのでいつまでたっても魂がこもらない。魂がない。大会は明日。
これは、この秋季大会に向けてあたらしく取り入れたやりかた。この経験を全力でやりきって前にすすむしかない。
そして今日ようやく魂がこもり始めた。ようやく何かが変わろうとしている。おそくはない。なぜなら大会は明日であって、昨日ではないからだ。明日、大会会場で、その一瞬で、ひとつになるしかない。
つめたい風の中、やがて半袖で踊り始めるダンス部員
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