何と言おうか。世に人格者なるものが稀に存在する。
極稀に。優れた品性、知性、勇気、愛情、懐の深さ、果断な行動、強靭な体力と精神力、などなどをごく自然に備えている。そのことに本人はあまり自覚がない。なぜならばそれは当人にとって至極当たり前すぎることであるから。
人間という生き物はそのような桁外れに度量のある人物に魅せられ、敬意を払い、畏怖し、時に寄り集まる。おそらくそんな感じで何千年も生きてきたのであろう、と思われる。
100人にひとり、1万人にひとり、100万人にひとり。時々現れる。
10年にひとり、100年にひとり、1000年にひとり、というレベルで、現れ出でたりするのだろうか。そして歴史の中でいまでも連綿と語り継がれる。人間というのはかなり不思議な生き物です。ブッダとか、イエスとか、空海とか。
今日、20年以上前に、同じ職場で働いたことのある人物と偶然出会いました。その当時もあまり接触する機会もなく、言葉を交わすこともあまりなかった、随分と先輩の教員です。
声を掛けていただき恐縮です。
そしてこれは20年以上前からの勘ですが、かなりの人格者とお見受けいたします。少しお話させていただくだけで、力が湧いてくるよう感覚になり、あたたかく明るい気分になります。
2016年、正月のトアルいちにち。
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