昨日、一枚の写真というタイトルであったにもかかわらず、写真については何も語らずじまいでした。なので語ろうと思います。

昨日の写真は、昨年の引退ライブの直後に撮影したものです。自分たちで背負い、背負ったものを全力でやりきったあとの清々しさやその達成感、そして安堵の表情が笑顔となってあらわれています。

いい写真です。

本当のカメラマンはプロの写真屋さんで、みんなそちらを見ていてこちらを見ていませんがそのこともよい効果を出していると感じます。

あんな写真はそうそう撮れるものではありません。何故だか生徒たち必要以上にひっついていて、ひとつの生命体のようになっています。

ライブを成功させるのはいっかいいっかいが真剣勝負です。引退ライブもたくさんの困難な条件をなんとか乗り越えて成功させることが出来ました。それがあってのこの彼女たちの笑顔であると思います。

ダンス部の顧問をしていて、何がいちばんよいことかというと、生徒たちの心からの笑顔に出会うことが出来るということかもしれません。

それ以外にないな。

それでは今日も一枚、夏の最後の大会を終えたあと、東京体育館から代々木体育館へ移動するときに撮影したもの。

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こどもらに先生も一緒に写ってください、と言われてそうかこんな時くらい一緒に写ろうかと思い、思ってはみたものの、カメラを持ったままキョロキョロモタモタしていたら、KANAが俺からカメラを奪い取り、近くの人に頼んでくれました。

俺よりよっぽど行動力があるよな。写真を撮ってください、というひとことさえ、なんかうまく言えない俺って、どうよ、と思ったけど、これもまた現実です。おかげでこんな写真が残っています。