少子化であるにも関わらず、唯一増え続けているのがダンス部員です。東京都立高校の女子生徒では、高校の部活動でもっとも人気が高く部員数が増え続け、人口が多いのがダンス部員である、ということです。

その趨勢の中、奈良でももちろんその傾向を示すことが考えられます。社会の情勢が変動していく中、一条高校のダンス部の存在のありかた、活動の中身も変えていかざるを得ません。同じ場所に同じ姿勢でずっといるわけにはいかなくなります。部員たちはこれまでの活動の中身を踏襲することに固執することなく、変化を畏れることなく、未知の領域に踏み込んでもらいたいと考えます。

構成要素が変容すれば、その活動内容も変えざるを得ません。そういうことです。少なくともこの7年間、そうして変わり続けてきました。そのようにして今があるように、これからの未来もあります。

その変革の途上にあることを認識してもらいたい。部活動を続けるということは、あとに続くもののために道を作るということでもあります。かつての先輩たちがそうしてきたように。