残りの日々

3年生、公開ライブとそして引退ライブまで練習日はあと20回。耳を塞いでも引退まであと少しとなりました。引退したくない、という声が毎年聞かれますが、いや応なくその日はやってきます。

春には新しい学年が入学し、残念ながらあとがつかえています。

高校生たち。卒業したくない、などという言葉もよく聞かれる。今が楽しい。楽しすぎる。この時間がもっと続いてほしい。ずっとこの感じで時を過ごしたい、などと思う人が増えている。

我々の頃、我々が高校生の頃、あまりそういう感覚はなかった。というよりまるでなかった。先のことを考え、今ではなく、この先へ早く進みたい、出来るだけ早く大人になってしまいたい、と考えていた。

まあそうでもないか。ちょうどそうや、ピーターパンシンドロームとかシンデレラコンプレックスとかモラトリアムとかそんな言葉が世間でささやかれ始めたころでもあったな。

つまりその頃から、「永遠のこども」でいたいと思う人が増えつつあったということか。青春の切なさを噛みしめ満喫してもよいとはおもうけれど。そうは思うけれど、

大人の方が何倍も楽しいのにな。俺はそう思うよ。