一条高校ダンス部、昨日神戸で開催されたダンススタジアム近畿・中国・四国予選の3日目、最終日のビッグクラスに出場し、横浜での全国決勝大会進出を決めることができました。大会関係者の皆様、応援に来ていただいた保護者の方々ありがとうございました。

今年は大会に小道具を持ち込むということで、持ち運び、組み立て、組み立ての場所と時間、出場とのタイミングと舞台袖に準備するタイミングをどこで調整するか、などなど、舞台でバスを走らせることに腐心いたしました。なんとかうまくいったかな。

そして生徒たち、全出場チームの中でもっとも覇気のあるダンスを披露してくれたと確信しています。よいダンスでした。

その甲斐あって、パシフィコ横浜でこの夏も踊ることが出来ます。

よくやった。

横浜でさらに上を目指して、高みを目指して、いちばんのダンスを目指して、あともう少し練習しよう。

それにしても予選、全国大会への進出校が発表される、審査発表の時はさすがに毎回祈るような気持ちになります。かならず呼んでもらえると心の中で強く思いながら、もしなにもなかったとき、俺は生徒らに何といえばよいのか、そんなことも頭の中をグルグルとぐるぐるぐると回り続けます。

この日、ビッグクラス全国大会進出は6校。まず、入賞校3校が発表されます。そして一条は呼ばれず。まだ呼んでほしくないと思いながら、残るは3校。1位と2位と3位の学校。ここまでで強豪校は呼ばれているのか、あと呼ばれていない高校はどこか、などやはりなかなか平静ではいられない。

そして3位の発表、ここで一条の名前が呼ばれました。無事全国大会へ進出。生徒たちさすがに喜んでおりました。

そして2位は京都の山城高校。京都特有のダンスを演出たっぷりに披露してくれたチームです。曲や衣装なども練り込まれている。練習量も確かなものを感じました。山城高校はいつもテーマ性をはっきり打ち出して、エンタメ性のある作品を踊ります。強く印象に残る作品です。

1位は大阪の今宮高校、古豪であり実力校です。一条がダンスの大会などに参加し始めたころから、常に活躍し続けるダンス部が今宮高校。全国大会優勝、世界大会優勝など数々の実績をもつ、まさしくダンス部の超強豪校といえる。部員も多く100名を超えているのではないでしょうか。その活動全体の分厚い感じは、如何ともし難く、このような学校にいったいどのようにすれば勝てるのだろうと途方に暮れるところです。

今宮、今回の作品も、全国大会で優勝するために徹底的に作り込んだのであろうとその作品を観ながら感じました。何がなんでも優勝するのだという強い覚悟が漲っている演技だったと思います。何か、独特の風格のようなものを感じました。素晴らしい作品でした。予想通りの1位通過。

といっても、本当は、ほんとうのところは、1位は一条やな、と恥ずかしながら思っていました。

ダンスとしては一条が圧倒的によかった。負けてない。まあ相変わらずの顧問バカなので仕方ありませんな。われら一条高校ダンス部、高校ダンス部界の流れに逆らって泳ぎ続け、ついに源流に辿り着きそうな場所まで来ています。そしてその源泉まで。横浜で、パシフィコで辿り着くしかないよな。

信頼できる知人がふたり、この日の大会を観てその感想。今宮、一条、山城、上位3校はこの3つ。この3校の争いという予想だったそうです。ふたりともまったく同じ見解。そしてその通りの結果。まあ一条は三番目だったけど。

まだ逆転できる。チャンスはある。誰が何と言おうとこの作品の力と一条のスタイルでもっと闘える。

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