2年生、9分の9で北九州の全国大会に乗り込みました。ダンススタジアムの新人戦に出場するために去年の今頃から作り始めたこの作品、初めて大会向けに自分たちで作り上げた作品です。

そして3月のスタジアム新人戦で入賞を果たし、その後このチームダンス選手権に参加するかどうか。迷った末に出場を決め、関西予選を2位で突破。全国大会のキップを手に入れました。

この学年、不思議な学年です。そのほとんどダンス初心者。ダンス技術がなかなか身につかず、先輩たちから徹底的に教えてもらいました。これまで顧問からボロクソに言われたことも何度かある。なんとかここまでたどり着きました。自分たちの手でつかんだ全国大会、最後の最後まであきらめず、少しでも前進しようと、ほんとうによくやりきりました。

やっと終わった。もう踊らなくてもよい、というのが生徒らの正直な感想のようです。まあそれもわかる。これ以上言わないけれど、ある意味この作品からこれで解放されるわけです。よくがんばりました。これをやりきったからここからまた前へ進むことが出来る。そう思います。

目の前のことを全力でやりきって、そこからまた次に、前に進む。そやな。そういうことや。

今回、他校の作品を観て、自分たちの作品以外の作品を見続けて、そのダンス力を見て、生徒らはただ唖然としていました。自分たちが評価されるその範囲にいないことを実感していたようです。それくらいレベルの高い大会であったことは事実であるし、それを生徒自らが肌身で感じたことは貴重な体験であるといえます。

ダンスに本気で取り組み、素晴らしいダンスを踊る学校がどんどん増えている。その中で、その枠組みの中で勝負し続けるためには何が必要か。

ここからまた始めよう。ここからまた考えて、新しくスタートしよう。

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