高校の部活動でその競技性を有した大会に参加するのであれば当然のことながら戦略と戦術が必要です。大会において勝ち抜くためのチームを作らなければならない。

ダンス部も例外ではありません。

どうすれば、勝てるチームを作り上げることができるのか。どうすれば強いチームとなれるのか。

ダンスは審査採点競技なので、大会において高い点数を獲得するにはどのようなダンスを踊らなければならないのか。そもそも、どの大会に参加するのか。ダンスのジャンルは何で勝負するのか、人数構成はどうすればよい。

チームの強みは何か。踊るダンスのテーマは。楽曲、衣装、そしてダンスそのものの技術、表現力、エンターテイメント性。

あらゆることを考える。勝つために必要なことを徹底的に考える。

けれど、まあ、最終的には好きなダンスを自由に踊るほかないというシンプルな結論に達する。

好きなダンスを心から楽しんで踊るしかない。決して時流に乗ることのないダンスであったとしても、それを最後まで追いかけるしかない。

そしてそのうえで、ダンス部として大会に臨む際、若干の戦略と戦術も必要ではある。他校にはなく、自分たちにしか踊れない、そのダンスの訴求力を磨かなければならない。