史上最大規模の高校ダンス部の大会、グランプリ決定戦。

第1回ということやけど、どやろ、これから毎年やるんやろか。

大会後、顧問にアンケートをとるということは顧問の意見を参考にしたい、ということなんかなと感じる。この時期、このタイミングで高校ダンス部のナンバーワンを決める大会を開催すべきなのか。

他校の顧問の先生と話しをしていても、肯定的な意見は多くはない。

夏、各地区予選を勝ち抜いたパシフィコでの全国決勝大会を終えた後、2か月半でさらに部活のエネルギーを注ぎ込み全速全力で踊ることができる学校は多くないだろうと予測できる。

一条もしかり。

11月、学校行事もいろいろあるしな。

それぞれの学校でこの大会に臨む条件作りに違いがありすぎるやろう。実際に思い出作りにでるような大会になりかねないし、それでよいのならそれでよいけれど、出場校の温度差が格段に開くことになる。

メディアのあり方とか、審査員の選出とか、高校の部活動をいったいどう思っているんやろとか、大人の事情が主体になっているんと違うかとか、

その他諸々、思うことはあるけれど、まあな、思うことはいろいろとある。

そやな、いちばん思うのは高校ダンス部、そのストリート性ということかな。

既成の概念にとらわれない、対抗するカウンターカルチャーとしてのストリートに魅力を感じてきたわけやけど、それはもう高校ダンス部に求められていないんかな。

ストリートは今後どうなんやろ。俺たちはどこへ向かうべきなんやろ。

って、一条がやるべきことはこれからも変わらないけれども。それでもこの現状に対してはどうも腑に落ちんところもあるな。

はだしの人部門と靴はいてる人部門に分けたほうがよいのかもしれないな。ほんまに。

そう思うで。