2年ほど前、ブログで宮大工、西岡常一の言葉を紹介しています。

「木にはそれぞれ癖があり、一本一本違います。産地によって、また同じ山でも斜面によって変わります。まっすぐ伸びる木もあれば、ねじれる木もある。材質も、堅い、粘りがあると様々です。木も人間と同じ生き物です。

いまの時代、何でも規格を決めて、それに合わせようとする。合わないものは切り捨ててしまう。人間の扱いも同じだと思います。法隆寺が千年の歴史を保っているのも、みな癖木を上手に使って建築しているのです」

一条高校ダンス部はこの言葉を大切にしています。ひとりひとりの癖や個性を排除することなく、それらを上手く組み合わせて踊ることは出来ないか。そんなチームがあってもよいのではないか。

そんなダンス部がひとつくらいあっても面白いのではないかと。