ハイスクールダンスコンペティション第2回の関西予選、昨日浪切ホール会場に着くとすでに何校かのチームが練習をしている。まだ集合時間まで1時間以上ある。

一条の2年生チームも到着する。予報は雨の可能性もあったので、どこかアップできる場所はないかと顧問はそれより先に到着して場所を探すが、見つからず、しかし雨は降らず、会場近くで普通にアップすることに。

どこも真剣やな。どこのチームも東京での決勝大会進出を夢見ている。絶対に両国国技館で踊りたいと。

それでも、われらもまたそれを超えるだけの強い想いをもって、ここまで練習を重ねてきた。

前日の最終練習でも話したけれど、結果なんてわからないし、結果がすべてではない。

全力を尽くして、自分たちのダンスを信じて踊ろう。これまでやって来たことの力を出し切ろう。

出場するすべてのチームをリスペクトして、それでも一条らしく、ここまで何度も話し合い、修正を加え、築き上げてきた自分たちにしかできないこの作品を堂々と踊りきろうと。

いつもながら特段、特別な言葉はない。

堂々と踊って、そして奈良に帰るのみである。

1年生チームの作品もなかなかよいです。自分たちでいちから作り上げた高校1年生でしかつくれないような独特の味わいのある作品です。

ダンス経験所者も少なく、苦難の連続、よう作ったな。

VERTREKKEN  フェルトレッケン 海賊がモチーフとなっております。

こういう なんというか その時代、その子たちが その子たちなりにその時にしか作れない、作り様がない、その種の作り上げる作品というのはなんとも魅力があります。

といってもここまで来るには相当の時間と労力がかかりました。

もっというとここまで来れる感じもまったくなかった。作品として踊れるようになりますんか、という疑問がずっとありましたね、正直なところ。

自分たちで作る場合、完成するとも限らない。それほど作品作りというのはなかなか骨が折れる作業です。

そのような意味でも、昨日、浪切のあの舞台で堂々と物怖じせず踊っている彼らをみることはほぼ奇跡に近いな、と顧問は素朴に感ずるのであります。

まあそれでもここから格段に上げていってもらわんとあきません。3月の新人戦までにはここから7段階ほど上げる必要がありますな。

1年生諸君❣