高校ダンス部、話し合うことが多い。
話し合うことが多いな、と感じる。
どの大会に出場するか、どのような人数で、どのようなコンセプトで参加するか。
すべて生徒が判断しているわけではない。何もかも生徒マカセということではない。
顧問の意向もある。長年の勘も経験もそしてそのことを生徒たちに伝える責任もある。
それでも最後は生徒たちが納得したかたちで参戦しなければならないので当然ながら彼らだけで話し合う時間も多く、長くなる。
彼らも彼らなりに対立することもあるし、意見がまとまらないこともある。
考えなければならない大切な材料や要因が欠けたまま結論が出るときもあるし、なぜそのことを考慮に入れずに話し合いが進んだのかと、突き返すこともある。
最適なソリューションは必ずどこかにあるのだろうけれど、なかなかたどり着かないことも多い。
話し合えば話し合うだけ闇の中に迷い込むときさえあるし、これ以上の話し合いはまったく無駄なんじゃないかと思うことさえあるし、これでは逆に集団を分裂させることになるのでは思うこともある。
それでも話し合いは、自分の考えを自分の中で確認し、また周囲の考えと擦り合わせ、そしてその中で集団としての合意形成を見出し、最終的に次の一歩を踏み出すための大切な作業ではあるのだろう。
顧問の方針と生徒らの結論が違う方向になることも間々ある。
いずれにしても対話する力は、その先のダンスにも生かされてくるとそう信じて、話し合おうとする生徒たちの動向を見守るしかないな。
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