サッカー日本。なでしこが決勝に進出しました。素晴らしい出来事です。
ただその結末があまりに悲劇的で痛恨すぎるものであるがゆえにそっちの印象のほうが上回ってしまう。イングランドのDF、最後の最後まで自分のプレイを精一杯貫いて、そして後半ロスタイムに訪れたこの結末。
勝負の世界は時に過酷で残酷です。なでしこが勝ったことより、むしろ、このオウンゴールに強く心を動かされる。
川澄のクロスの精度が高かった。もしあのパスが通っていたら、決定的なチャンスになっていたことは間違いないだろう。DFにとってはそれが救いでもある。
いずれにしてもなでしこのチーム力には尋常ならざるものがある。決勝のアメリカ戦。1勝23敗の対戦成績であったとしても、それを感じさせない勢いがある。要は今、この瞬間がどうであるか。
技術力や戦術の巧みさだけではない。
チームで戦う、そのチームの士気の高さ。集団で行なう競技にとってはそれがもっとも大きな強みとなり得る。
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